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2009年6月30日 (火)

前期

 最終学年になって講義が少ないので、卒論や読書に集中する絶好の環境なのだが、学生自治会の課題解決に執行部と努力するなど、学業以外で大学に通う毎日を送る。
 そんななか、佐藤優著の『テロリズムの罠 右巻――忍び寄るファシズムの魅力』と『テロリズムの罠 左巻――新自由主義社会の行方』(ともに角川学芸出版角川oneテーマ21・2009年)を読む。著者は、アメリカ合衆国という表象にすべての国民を糾合しようとするオバマ大統領の姿勢に、政党政治を否定してファシズムにつながる危険な要素を感じている。さらに最近ブームの『蟹工船』に、同じプロレタリア文学でも葉山嘉樹の『海に生くる人々』を対比する。『海に生くる人々』は講義で読んだので、先生が選んだ意図を改めて考える。
 木田元著『なにもかも小林秀雄に教わった』(文藝春秋文春新書・2008年)は、著者の半生が読書体験とともに語られていて興味深い。

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